> ニュース&トピックス > 2019.08.30(金) 08:53 東京大学運動会アメリカンフットボール部がいわき市で合宿!子どもたちとフラッグフットボールで交流を実施
練習の説明を受ける子どもたち
しっかりと準備運動
ボールキャッチの練習
タッチダウンの練習
[学校名・学年・人数]
東京大学運動会アメリカンフットボール部 学生 185名、OB・コーチ 34名
[日程]
令和元年8月7日(水)~11日(日)4泊5日
[来県市町村]
いわき市(いわきFCパーク)
[本県を訪れたきっかけ]
2017年にチーム体制が新しくなったことに伴い、いわきFCパークでの合宿を実施しており、合宿先で「何か自分たちに出来る交流をしたい」という想いから、普段、東京都近隣の子どもたちを対象に開催しているフラッグフットボール教室を開くこととなった。フラッグフットボール教室は昨年度から引き続き2回目の実施。合宿は3回目の実施となる。
[取材内容] 取材日:令和元年8月7日(いわきFCパーク)
真夏の強い日差しと、時折吹くさわやかな風のなか、幼稚園から小学校高学年までの10名の子どもたちが集まり、フラッグフットボール教室が開催されました。
当日の午前中まで合宿を実施していた法政大学体育会アメリカンフットボール部と、入れ替わりで午後から合宿を実施する東京大学運動会アメリカンフットボール部の両校の学生が合同で教室を開催しました。
腰にフラッグを装着した子どもたちは、柔らかな人工芝のグラウンドを走ったり、大学生の大きなお兄さんたちとペアになってボールの投げ方やキャッチの仕方を教わりながら、フラッグフットボールについて学びました。最初は独特な形をしたボールに苦戦していた子どもたちも、教室が終わる頃には投げるのもキャッチするのもとても上手になっていました。
フラッグフットボールは2020年度からの小学校の体育の新学習指導要領にも登場するスポーツで、タックルをする代わりにフラッグをとるなど接触が少なく安全、そしてチームで戦略を練って戦うためコミュニケーション能力や思考・判断能力を育てることができ、運動の得手不得手に関係なく全員で作戦を成功させる注目のスポーツです。
子どもたちと両校の大学生が、全力でフラッグフットボールを楽しむ姿が印象的でした。
[学生のコメント]
「マーケティングスタッフとして広報活動や協賛企業と連携したファンクラブの運営等を行っている。パートナーシップ企業とは、協賛をただ頂くのではなくお互いにWIN-WINの関係になれるよう、部として出来ることを行っている。
パートナーシップ企業のひとつである株式会社ドームからはアンダーアーマーのTシャツやキャップを支給していただき、このいわきFCパークも利用させてもらっている。グラウンドだけでなくパーク内のトレーニングジムやミーティングルーム等も使え、練習環境がとても良く大変ありがたい。
合宿では、良い環境で練習しチームが強くなることはもちろん、チームワークや人間関係をより良いものにしていくため出来る限りのことをしたい。また、フラッグフットボール教室は地域交流活動のひとつと捉えており、活動を通して東京大学運動会アメリカンフットボール部の名前を少しでも覚えてもらえたらと思っている。」
(真砂 まりさん 4年生)
[OBのコメント]
「東大アメフト部は卒業して1年のOBや大学院・留年生が現役生をサポートするという文化があり、伝統になっている。自分たちが現役のときはOBの方々に助けられたので、自分たちも下級生を助けたいと思い合宿に参加した。
今回フラッグフットボール教室の担当をするにあたり、東京にある日本フラッグフットボール協会が開催している教室に行き、どのように教えているのか見学をしてきた。おそらく参加する子どもたちは誰もやったことが無いスポーツのため、楽しめることを大事にプログラムを組んだ。
今日は幼稚園児から小学6年生の子どもたちが参加してくれたが、体の大きさが同じくらいの子ども同士でペアを組むよう工夫したため、問題なく進行できた。6年生に説明するのと幼稚園児に説明するのとでは同じだと伝わらないこともあるので難しいと感じたが、みんな頭が良く理解してくれたので良かった。自分たちもとても楽しんで教室を進行する事が出来た。地域交流は大変意義のある活動なので、今後も続けていければと思っている。」
(松井 健さん 2018年度卒業生)
[コーチのコメント]
「フラッグフットボールはスポーツの楽しさを学べるスポーツ。子供の頃にいろいろ経験するのは大事。仲間との協調性や違いを認識してひとつの目標に向かうという、良い経験をしてほしい。合同で教室を開く法政大学体育会アメリカンフットボール部とは、一昨年に全く同じ日程でコートを半分ずつ分け合い、合宿を実施した縁からとても良い関係が続いている。今年は法政大学と同じリーグに昇格する事ができ、ライバルとして9月末に対戦をするため、同じ日程での合宿はできないが、オフフィールドでは仲良く、大会ではいいライバルとしてバチバチに戦っている。他校の学生と交流するのはお互いにとてもプラスになる。
いわき市は都心から近く、設備もトレーニングジムもあり、合宿先に適している。一人暮らしの自宅から通っている学生が多く、勉強も大変であるため、普段どっぷりフットボールに浸かる時間はなかなか取れない。5日間という短い期間ではあるが、一緒に行動する中でいろいろなコミュニケーションをとることはチーム作りに大事。違う場所に来ることで刺激になり、大会までの練習がマンネリになることを防ぐため、チーム作りに合宿は欠かせない。
練習内容はどこのチームも似たようなもので、そんなに変わらない。何の練習をするかよりも、練習のレベルや質を上げることが大事。一つ一つの練習に対して、目的・ポイントを明確にし、自分は何が出来ていて、何が出来ていないのかを理解する。私たちのチームは他のチームに比べて体力がなく、勉強も忙しいため、練習量では他の強豪チームを上回ることはできない。その分どこのチームよりも徹底的に練習の質にこだわっている。すべての練習を撮影し、全員で共有することで、それを観て、次の練習までに何が悪くて何が良くなっているか整理し、次の練習はこういうことに気を付けてやるといった分析を各々が実践している。
東京大学はアメフトで日本一になるという大きな目標を掲げている。今年は上位リーグに上がったばかりなので難しいとは思うが、何とか優勝争いに食いついていけるようにしたい。」
(森 清之ヘッドコーチ)
◎いわきFCパーク
http://iwakifcpark.com/
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