> ニュース&トピックス > 2019.10.29(火) 11:59 奈良県立磯城野高等学校が福島県内ではじめて修学旅行を実施しました!
[日程]
令和元年9月25日~9月27日
[学校名・学年・人数]
奈良県立磯城野高等学校 2年 257名
[来県市町村]
いわき市、北塩原村、喜多方市、会津若松市
[本県を訪れた目的]
普段はなかなか行くことが出来ない地域を訪れることで、新たな発見や気付きを学び、生きる力を育むことを目的に、東日本大震災から復興に立ち向ういわき市での震災学習と会津磐梯山エリアの自然と歴史を学ぶ、福島県での修学旅行をはじめて実施しました。
[取材内容]
取材日:令和元年9月25日(アクアマリンふくしま)
令和元年9月26日(桧原湖遊覧船、喜多方市内まち歩き、鶴ヶ城見学)
初日、いわき市のアクアマリンふくしま(環境水族館)を訪れ、館内の見学と東日本大震災による津波被害から再オープンに至るまでの歩みについて講話を聴きました。
生徒たちは移動の疲れも感じさせず、真剣な姿勢で講話を聴いていました。
翌日、生徒たちは北塩原村(裏磐梯)の桧原湖で遊覧船に乗り、清々しい秋晴れのなか湖風を浴びながら、磐梯山を眺め、そのダイナミックな風景に感動した様子で写真を撮る姿がみられました。
その後、一行は喜多方市へ向かい市内班別自主研修により散策を行いました。本場、喜多方ラーメンの昼食を堪能し、店を出た生徒たちの足取りは軽く、生徒たちの高揚した様子が伝わってきました。食後は古い蔵が建ち並ぶ蔵の街を散策し、落ち着いたシックな雰囲気に魅了されていました。
最後は、特徴的な赤瓦が映え会津若松市のシンボルでもある鶴ヶ城です。会津の雪深い冬の気候風土や「什の掟」など、忍耐力や不屈の精神が脈々と受け継がれている文化があることを学びました。
自然、歴史、そして福島県の人々のあたたかさにふれ、思い出に残る修学旅行になりました。
[生徒のコメント①]
「修学旅行が福島と決まってから震災当時の映像をみて勉強した。想像していたよりも実際はきれいな建物が多く、思ったより復興が進んでいることを知って安心した。震災後、風評被害などで福島を誤解している人もいると思うが、実際来てみて自然が豊かで楽しい場所だと感じた。」
(2年 植田鈴々香さん)
[生徒のコメント②]
「震災後、たくさんの人とのつながりがあったからこそ、福島の町々が元気になって、こうして私たちが修学旅行にこられたと思うと、感謝の気持ちでいっぱいになった。人も地域も大切にできる人間になりたいと思った。鶴ヶ城見学や喜多方ラーメンの昼食はとても楽しかった。自分の知らない世界をひとつ知ることができて嬉しい。」
(2年 亀谷桃把さん)
[先生のコメント]
「ホテルや見学施設など、行く先々で歓迎していただいて嬉しかった。震災後、人々が支え合って生きてきたからこそ、こうして我々が修学旅行に来られた。生徒たちも、人々のつながりを感じられたら、その後の人生は豊かになり、次のステップアップにつながるのではないかと思う。」
(学年主任 千葉拡先生)
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