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2020.01.28(火) 15:34 取材記事(合宿)甲子園出場常連校!岩手県の盛岡大学附属高等学校野球部がいわき市で合宿を実施しました。

積雪のないグラウンド

速球に対応するためのバッティング練習

福島県出身の松本さん

円陣を組んで心をひとつに

[学校名・学年・人数]
 盛岡大学附属高等学校野球部 1~2年生 85名、監督・コーチ 4名

[日程]
   2019年12月23日(月)~27日(金) 4泊5日

[来県市町村]
 いわき市(東日本国際大学附属高等学校グラウンド)

[本県を訪れたきっかけ]
 岩手県盛岡市にある盛岡大学附属高等学校は、11月末から3月の冬季期間中、屋外練習場が雪で覆われてしまうため、春に開催される「選抜高等学校野球大会」へ向けた屋外練習が実施可能な場所を探していたところ、同部の卒業生がいわき市の東日本国際大学へ進学した縁から交流が始まり、東日本大震災の年も含め11年連続いわき市で合宿を実施している。

[取材内容] 取材日:2019年12月25日(東日本国際大学附属昌平高等学校グラウンド)
 取材当日のいわき市は最高気温10℃未満、風のない曇りの天気でした。盛岡大学附属高等学校野球部は、2チームに分かれて屋内と屋外の練習場で練習を実施しており、今回は屋外で練習中の皆さんに取材のご協力をいただきました。
 グラウンドに近づくと部員の皆さんがとても元気な挨拶をしてくれました。グラウンドでは、部員の皆さんの気合の入った掛け声が響く中、速球に対応するためのバッティング練習を行っていました。バッターボックスの選手たちは速球を次々とバットで捉え、外野を守る選手たちは声を出してボールを追い、守備練習に取り組んでいました。強いチームは挨拶もすがすがしく、練習に取り組む姿勢も頼もしく感じました。

[学生のコメント]
「盛岡市と比べていわき市は温暖で雪が無く、土の上で野球を楽しんで練習が出来る。チームとしてこのような環境で練習を出来ることに感謝し、人としても成長する合宿にしたい。
 チーム目標は夏の甲子園出場。個人目標はキャプテンとして、また外野手として皆をサポートすること。現在のチームがBチームだった1年生の時からキャプテンを務めているため、信頼関係は出来上がっている。秋季東北大会では、あと一歩のところで明治神宮行きを逃し悔しい思いをしたので、この合宿でしっかりと調整し、次の大会に挑みたい。」
(キャプテン 小林 武都さん 2年生)

 [学生のコメント]
「中学生の時までは福島県で野球をし、いわき市開催の大会にも来ていたが、盛岡大学附属高等学校へ進学後、合宿でいわき市に来たとき気温の高さに改めて気付いた。盛岡市では11月末になると雪が積もってしまうため、長靴を履いて練習をする。土の上で練習が出来て嬉しい。
 個人目標はホームランをたくさん打つこと。前回の秋季大会では3番を背負った。今後の練習で打率を上げていきたい。」
(松本 龍哉さん 1年生 福島県須賀川市出身)

[監督のコメント]
「東日本大震災で岩手県も福島県も大きな被害を受け、福島県は原発事故もあった。そういった被災地で合宿を実施する事は、練習と社会学習を兼ねることができる良い機会。過去には震災講話を聞いたこともあった。
 この時期、学校の野球場では土が見えることが無いので、部員たちには土の上で練習出来る喜びを感じて練習に取り組んでほしい。夏の全国大会へ向けて、このオフシーズンに自分の力の伸びや足りないところを確認し、個人目標を掲げ、シーズンに入ったら足りないところを補う練習をする。
 昨年は春の選抜高等学校野球大会に出場したが、夏の甲子園出場は逃した。続けて全国大会へ出場するのは難しいが、挑み続けたい。」
(関口 清治 監督)

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